- 吉井佳代子
生理周期と食欲の暴走

こんなご質問をいただきました。
「生理前になると食欲がとまらない。」
自律神経の観点からお話しをさせて頂きます。
生理1〜2週間前になると、ホルモンの変化により体調不良が起こりやすい時期に入ります。これをPMS(月経前症候群)といい、身体的・肉体的に様々な症状が表れます。身体的症状ですと、肌荒れやむくみ、眠気、冷え、不眠など。精神的症状ですと、イライラや涙もろさ、集中力低下など、様々な症状が表れます。
暴飲暴食をしてしまうケースですと、イライラや不安感を抑えるための防衛本能が働くのでしょう。
では、どうするか。
自律神経の役割の一つに「ホルモンのバランスを調整する」機能があります。
つまり、自律神経を整えれば、ホルモンの不安定な周期をうまく乗り切ることが出来るのです。
自律神経=「自分」を「律する」神経。
律するとは?
一番のおすすめは「深呼吸をすること」です。
息を「吸う」事よりも「吐く」事を意識する。
気持ちの余裕がない方には頭皮のマッサージをおすすめします。
頭「頭皮」には400の自律神経のつぼがあると言われています。
頭「脳」は身体の司令塔。頭皮を緩めながら、細かくツボにアプローチをかけていく。
滞っていた血流の流れをスムーズにし、正常な動きに向けて脳の呼吸を整えます。
脳の呼吸を整える=自律神経を整える
自律神経は寝てる間も私たちの呼吸、体温調節、血圧、内臓機能などを動かしてくれています。そう、24時間、365日休むことなく活動をしてくれています。
私たち以上にとても働き者なのです 笑
ただ、自律神経もいったんオーバーワークを起こすと正常な機能を果たせなくなります。
そんな身体の悲鳴やサインに耳を傾けて、身体を緩めて休む機会を作りましょう。
「生理前は身体の声に耳を傾ける期間」と思って。月一の気づきの時間を作る。
ご自身の体のサイクルがつかめてくると、とても生きやすくなります。
更年期に入る10年前後の過ごし方の礎にもなります。
女性だけではなく男性にも40代半ばから更年期がおとづれます。
以前より眠れなくなったり、疲れが取れにくくなったり、やる気がなくなる。
人生の半分まできますと、今まで意識してこなかった「ホルモン」や「自律神経」との
向き合い方で日常生活や身体の柔軟性が変わってくると思います。
私は毎晩湯船で「深呼吸」しながら「頭皮マッサージ」をしています!!
最強コンビです 笑
どうぞ良い一日をお過ごし下さい。
本日もご一読ありがとうございました。
吉井
ヘッドセラピーretete