- 吉井佳代子
セラピストをめざした理由〜最終編〜
教育熱心な親元で両手では足らない数の習い事をこなしました。英才教育でした。 感謝しています、ただ夢中になることはありませんでした。 21の時、単身イギリスに出向き、自由と解放の中でふと肩の力が抜けた時、
キレイなもの、自然なもの、 癒すもの、優しいものに惹かれる自分を発見しました。 32の時、恩師のセラピストとの出会いがありました。お人柄が「オーラ」として
光輝き、その方のもとで3年間学びました。どんなに忙しくても、笑顔で、人に元気と勇気
と学びを惜しみなく与えてくださる方でした。その先生は、御歳70になるのではないでし
ょうか。風の便りで、美容鍼灸の資格を取得されて現役でお仕事を続けられてると。 今でも自分のやり方や考え方に迷いが出た時「T女史だったらどうお考えになるか」
と思いを巡らします。
「目の前のことをコツコツ続ける」そんな言葉が返ってくる気がします。 セラピストとは「癒す」だけではなく、まずクライアントの悩みや想いをしっかり傾聴
出来る人、そして的確に必要な提案が出来る人、常に学び続ける人、これは最低限と
思っています。
セラピストをめざした理由は、生涯をかけて、ちょっとでもそんな「人」に近づけたら、
という思いがこの年齢になって覚悟を以って芽生えはじめました。
みなさまにお会いできる日を楽しみにしてます。
「今日」という日を大事に謙虚に素直な気持ちで。
ご一読ありがとうございました。